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レース展望　（10/23現在）

◎東が強力だが近畿も負けていない

京都府営の今シリーズは、東からグレードクラスの選手が多数参戦。３日間に渡り非常にハイレベルな戦いになるのは想像に難くない。北日本は菅田壱道を筆頭に、和田圭、大槻寛徳の宮城勢が粒ぞろい。トリオで連係すれば特別並みに質が高いラインになるし、そこに２班から佐藤一伸、五日市誠まで加わるとＶ争いで相当有利なポジションとなろう。南関勢では和田健太郎の名が１番に挙がる。差脚の決定力の高さは戦歴からも明らかだし、前で戦う自力も先行なら青野将大、捲りなら簗田一輝がいて戦力は十分。関東勢は機動型が少なく、芦澤辰弘、中田健太のマーク陣は位置取りが鍵に。
こららを受けて立つ近畿勢も、戦力は負けていない。京都府営とあって京都・村上博幸、窓場千加頼、川村晃司に気合が入る。村上は復帰してからも差脚に問題なく走れているし、あとは窓場の復活が待たれるところ。また格付けは２班ながら稲川翔の存在が大きいし、こちらも俊敏な走りで優勝争いに食い込んで来るか。

◎Ｓ下がりの実績か、新興の勢いか

前期にＳ級を張った実力者が優勝候補に挙げられるが、その中でも今期Ｖ３回と千葉・原田亮太が好気配。先行、捲りで掛かった時の迫力がＡ級ではひと味違うし、鈴木良太ら南関マーク陣を連れて争覇戦をリードするか。関東では小林令が主力の一人。前々で機敏に運ぶし、Ａ級ならショート捲りも打てよう。他にもＳ下がりはいるが彼らほどは走れておらず、今後の復調に期待したい。
近畿の有力どころは安藤直希、吉田篤史、金山栄治、小林卓人、藤岡徹也が１班で顔を揃えるが、今、勢いに乗っているのが１２５期の久田朔。５月レインボーカップファイナル１着で特別昇班を決めた以降も、１～２班戦で準優勝４回と大活躍。躍動感ある自力で近畿ラインを引っ張り、初優勝を目指そう。